株式会社 小沢精密工業

社員座談会

Talk Session

PART
1

パパママ社員座談会

子育て目線の制度が充実。
家庭の充実が仕事へのチャレンジ意欲向上に繋がります。

小沢精密工業は、社員の子育て支援も充実しています。
そこで、現在10歳未満の子どもがいる子育て真最中のパパママ社員5人が集まって座談会を開催。
当社の子育て支援についての感想や、仕事と子育てを上手に両立する秘訣などについて話し合いました。

小林
第三・子ども1人
[2005年入社]
馬淵
品管・子ども3人
[2007年入社]
桑原
第三・子ども2人
[2011年入社]
大塚
営業・子ども2人
[2011年入社]
大﨑
第一・子ども2人
[2015年入社]

Q.

職場の雰囲気や
社内の魅力は?

コミュニケーションが活発で
働きやすい職場です。

大塚僕は営業の仕事でいろいろな会社を回っていますが、当社は他社と比べて従業員同士の会話が多く、明るい雰囲気の職場だと思います。

小林特に、新工場ができてから拠点が1カ所に集約されたので、従業員同士のコミュニケーションが取りやすくなりましたよね。今までは工場ごとに職場が分かれていたので、話したことのない従業員の方々が多かったんですが、今は新しい知り合いがたくさんできました。職場間の隔たりがなくなったので情報交換も密にできるし、職場がいっそうなごやかな雰囲気になった気がします。

大塚そうですね。新工場に移転してからは、電話で話したことしかなかった相手に対して直接顔を見て指示を出せるようになったし、急いでいる案件などもすぐに依頼できるようになったので、仕事的にもスムーズになりましたよね。

馬淵それに、子育て仲間も増えたので、情報交換もしやすいです。当社は職場の雰囲気だけでなく、自社製品自体も魅力的ですよね。楽器や医療部品をはじめ、コロナの研究にも関わる部品も製造していることが自慢です。

小林そうですね。世の中のためになる仕事をしているんだという誇りを感じますね。

大﨑それに、当社はマシニングなどの設備もすごく充実していますよね。それも大きなメリットだと思います。

大塚工場見学に来られた方々は、みんな機械のラインナップと美しく整った工場内の様子に驚かれます。3Kとは全く無縁な職場ですよね。

桑原工場自体の新しさだけでなく、当社では5Sに力を入れているので、いつも工場内がきちんとしていて働きやすい環境が保たれていると思います。

Q.

仕事に対するやりがいや
目標は?

自己のスキルを磨きながら、
後輩の指導にも注力

小林僕は現在、試作でつくったものを量産化する仕事を担当していますが、新規の依頼が来たときにいろいろと試行錯誤しながらつくるのが楽しいですね。他社はコストなどの縛りがあってなかなか自由に作らせてもらえないようですが、当社では「まずは思った通りにつくってみよう」という考え方で、自由につくってから効率化を図っていくので、そこにやりがいを感じます。また、自分がやりたいと思ったら、部門の垣根を越えて仕事をすることもできるので、それも従業員のやる気につながっていると思います。

大塚僕は営業担当なので、仕事を受注してくることや、受けた仕事を失注しないようにするにはどうしたらいいかを常に考えながら行動しています。また、仕事を受注できたとしても、検査や管理部門から承認を得て、現場で加工をしてもらわないと意味がないので、現場や管理部門の人たちとも普段から積極的にコミュニケーションを取るようにしています。
さらに、新規開拓を目的に営業活動を行う一方で、業界の情報収集にも力を入れています。材料の値段が高騰しているとか、浜松のものづくりはどんな状況かという情報を得るには、単に得意先回りをしているだけではだめなので、外注さんや処理屋さんや材料屋さんを訪ねていろいろ話を聞くようにしています。そこで得た新しい情報をお客様にいち早くお伝えすると、非常に興味を持っていただけます。ですから、普段から地道に情報収集や市場調査を行い、それで得た情報をもとにお客様とのコミュニケーションを深めて、信頼を勝ち取ることができるように心がけています。

大﨑僕は現在、現場を管理する立場にあるので、管理業務と現場の業務をうまく両立できるように心がけています。また、最近は職場に若い従業員が増えてきたので、後輩たちの見本となれるようにやっていきたいと思っています。

桑原私の所属している部門は機械の台数が社内で一番多いので、それをどう上手く扱うかが課題です。現在は職場のみんなでコミュニケーションを取りながらやっていますが、1人で何台も担当するのはなかなか難しいので、後輩を育てつつ、自分も複数台を同時に扱えるようにスキルを磨くことを目標としています。

馬淵私は品質管理部門の仕事をしているので、お客様からのクレームを減らすのが目標です。そのためにはどうすればいいかを考えながら、日々仕事に取り組んでいます。また、加工者や管理、営業の方々とも接点がある仕事なので、積極的に会話をしてコミュニケーション能力を高めることも心がけています。

Q.

パパママにとって、どんな
職場環境ですか?

子育て目線の制度が充実し、
恵まれた環境です。

大﨑当社には、子育て世代が働きやすい環境が充実していると思います。僕は下の子がまだ生まれたばかりなんですが、出産の前後に育児休暇を取らせてもらえたので、とても助かりました。乳児期は子どもを置いて外出できないので、買い物に行くのもなかなか大変ですが、育児休暇のおかげで買い物にも行けるし、妻も時間にゆとりが持てるようになりました。男性がすすんで育児休暇を取れる会社はまだあまりないと思うので、非常に恵まれていると思います。

馬淵私も同感です。当社では育児休暇だけでなくリフレッシュ休暇も推進しているので、お休みを取りやすいですよね。うちには3人子どもがいますが、来週そのうちの2人が誕生日なので、リフレッシュ休暇を利用する予定です。

桑原それに、時間休も気軽に取れますよね。子どもがケガをして朝一番で病院に連れて行かなければならないときなどに2時間の有給休暇を利用できるので、私はそれが一番助かっています。

馬淵2時間有給の制度がなかった時代には、参観会に参加するときも、(本当は2時間程度休みをもらえれば済むのに、有給休暇を半日分使わないといけないからもったいないな…)と思っていたんです。子どもが長期のお休みに入ると、どうしても有給休暇を取らなければならない機会が増えるので、参観会で半日使うくらいならそちらに回したいという気持ちが強くて。でも、社長が2時間有給の制度を設けてくださったおかげで、有給休暇を有効に使えるようになりました。

桑原それに、他社では同僚に申し訳なくて、時間休を取ると告げることすら後ろめたいという話を聞いたことがありますが、うちの職場では全くそういうことがないですよね。「ちょっと行ってきます」、「はーい、いってらっしゃい」という感じで気軽に休みが取れます。

小林みんな「持ちつ・持たれつ」みたいなところがあって、休みを取るときも協力的なんですよね。

大﨑そうそう。逆に「お子さんのために休んであげなよ」と勧めてくれたりするので、本当に恵まれた職場だと思います。

桑原あとは、定時が4時45分になったのもすごく助かっています。朝と夕方は15分の違いで道路の混雑状況が全く変わるので、少し早めに終われると渋滞を回避できますよね。会社が終わってから子どもを小児科に連れて行くときも、受付時間にギリギリ間に合います。たった15分早く終われただけで、やれることが増えるし、夜の生活リズムも整うから不思議ですね。

馬淵定時が早いのもそうですが、夏のサマータイム制度も子どもと一緒にいられる時間が増えて良いですよね。

小林サマータイムは就業時間が朝7時から午後3時45分までで、期間は6月から8月、希望者だけ利用できますが、夏休み期間中の子どもとゆっくり過ごせるので、僕は活用しています。

大塚僕もサマータイム期間中は会社帰りに子どもを保育園に迎えに行けるので助かっています。妻に「年中サマータイムで働いてほしい」と言われています(笑)。

桑原希望者が多かったら、本当に年中サマータイムになるかもしれませんね(笑)。

大塚就業時間や有給休暇以外にも、当社には社内イベントがいろいろあるのもいいですよね。従業員への還元を目的としたイベントを行う企業は多いと思いますが、当社ではバーベキューやいちご狩り、焼肉パーティなど、従業員本人だけでなく家族も一緒に参加OKなので家族サービスができるし、妻も子どもたちも楽しみにしてくれています。

小林僕が一番助かっていることは、自宅が工場の近くにあるので、休日に工場内の敷地を子どもの遊び場として利用させてもらえることです。工場内は敷地が広いし、車も通らないので安全性を確保でき、自転車の練習やスケートボードで遊ぶのには最適なんですよ。普通なら休日に工場の敷地内に入ることなんて許されないと思うけど、従業員を信頼して使わせてくださるところがありがたいと思います。

Q.

会社への要望はどのように
伝えているの?

社長に相談すると、
要望が実現化に向かいます。

桑原年に2回、社長の個人面談があるんですが、その際に要望や困り事を伝えると、社長が親身に耳を傾けてくださって、要望をカタチにしてもらえるケースが多いです。

小林普段の休憩時間にも休憩ゾーンに社長がいらっしゃることがあるので、そのときにいろいろな話を聞いてくれて、要望が叶うこともあります。

大塚従業員がこんなにも気軽に社長に相談ができるのは、社長が常日頃から子育て中の従業員たちの希望や意見を積極的に取り入れようとしてくださっているからじゃないかな。そして、従業員たちの悩みを何とかして解決しようとしてくださいますよね。特に、同じことで悩んでいる人が複数いると、「じゃあトライアル的にやってみようか」という話になりやすいですね。

大﨑そうですね。状況に応じてすぐ対処してもらえるので助かります。僕が育児休暇を取りたいと社長に直接相談した際も、「それなら、とりあえず水曜日を休みにしてみたらどうだろう」と社長の方から提案してくださったんですよ。もともと育児休暇の取得率を上げていきたいというお考えがあってのことですが、出産前に相談をしてすぐ対処していただけたのがありがたかったです。

馬淵社長のお子さんも小学校4年生なので、ご自分の経験によるところもあるんでしょうね。

大﨑僕が社長に言われたのは、「自分の子どもが生まれた当時はできなかったから、やったほうがいいよ」という言葉でした(笑)。実体験に基づいて、子育ての大変さを理解したうえで、いろいろなサポートをして頂けるのが嬉しいですね。

Q.

パパ従業員たちの子育て
関わり度合いは?

家事の分担は当たり前。時間休を利用して保育園のお迎えも

馬淵女性の私たちからみると、うちの会社のパパ従業員は子育てに積極的に参加しているイメージが強いです。「子どもが体調を悪くしたので休みます」という話もよく聞くし、子どものために仕事を休まなければならないときは、夫婦で分担して有給休暇を取っているケースが多いと思います。以前は子どもに何かあると母親だけが会社を休んで対応する風潮だったけれど、最近はそうではなくなったから、すごく良い傾向だと思います。それに、地域貢献に対する意識も高くて、例えば小林さんは子どもの小学校の登校時間の旗振りをするために会社に遅れてくることもありますよね。それって立派だなと感心します。

小林旗振りは登校時の子どもの安全を見守る目的で自治会が主催しているんですが、父親として地域の子どもたちのために活動することも大事だと思って参加しています。それ以外の子育てへの関わり方としては、子どもが生まれる前よりも家事をやる機会が増えましたね。今は土日の料理と、毎日の食器洗いが担当で、以前は子どもを寝かしつけたりもしました。それと、妻の家事や子育ての負担を軽くしてあげられるように、土日はできるだけ子どもと一緒に過ごすようにしています。そのほか、うちの会社は時間休を取りやすいので、子どもを病院に連れて行くこともあります。

大塚先ほど女性たちの話にも出ましたが、時間休は父親の僕たちにとってもいろいろとフレキシブルに使えて便利ですよね。

大﨑うちの場合は、上の子どものときには体調が悪くなると妻が保育園に迎えに行ってくれていたんですが、今度生まれた下の子が保育園に行くようになったら、今後は僕が時間休を利用して迎えに行ってあげようと思っています。他にも、自分にできることがあったらできる限りやるようにしています。大塚さんは普段家庭でどんなことをやっていますか?

大塚僕は洗濯と掃除、お風呂洗いと食器洗いですね。料理と保育園の支度はできないので妻に任せています。

桑原みんな素晴らしいなぁ。うちの主人より完全に上ですね(笑)。

馬淵うちの主人は洗濯と食器洗いが担当で、頑張ってくれているのはわかるけど、それでもやっぱり物足りないって思っちゃう(笑)。

小林奥さん側もフルタイムで働いているわけだから、帰宅したときに家事が溜まっていたら、二人で分担しないとね。家事も子育ても、夫婦で協力し合うことが一番大切だと思います。