株式会社 小沢精密工業

社員座談会

Talk Session

PART
2

若手社員座談会

自分たちの失敗をサポートしてくれた
先輩たちの姿勢を見習い、仕事にも後輩指導にも全力で。

小沢精密工業では、若い世代の従業員たちが各職場で先輩たちから丁寧な指導を受けながら、目的意識を持って生き生きと働いています。
そこで、入社3年前後の若手従業員たちが集まって座談会を開催。
職場の雰囲気や仕事のやりがい、後輩の指導などについて話し合いました。

大隅
第一
[2017年入社]
山本
第三
[2017年入社]
増田
第一
[2017年入社]
八田
営業
[2018年入社]
新村
生管
[2019年入社]

Q.

小沢精密工業に
入社した理由は?

浜松のモノづくりを第一線で支える企業。福利厚生にも信頼を感じて。

山本僕は第7部門の部門長を務められている先輩からの紹介で入社しました。以前は別の会社で営業職に就いていたのですが、朝6時から日付を超えるくらいまで働かなければならないほどの激務だったため、転職することにしたんです。ここなら19時までには帰れるし、残業があってもしっかり手当がつくので、福利厚生の面で信頼を感じて入社しました。

大隅僕もこの会社に中途採用で入り、3社目の職場です。以前はメガネの販売員をやっていたのですが、販売員となると休日も出勤しなければならなかったので、「休みはしっかり取りたいな」と思うようになり、昔から好きだったモノづくりができる会社への転職を検討し始めました。未経験でもしっかり指導してもらえるところを探していたらこの会社と出会い、入社を決めました。

増田僕も中途採用です。以前働いていた会社では残業代がつかず、かなりブラックな環境で働いていたんです。そこで、ハローワークに出向いて転職先を探していたところ、当社を見つけて応募しました。

八田私は2社目になります。もともとアパレルの仕事をしていたのですが、開店から閉店までずっと店頭に立たなければならなかったり、残業が多かったり、土日休みが確実に取れなかったりと、かなりハードな労働環境だったので、土日休みがしっかり取れて家からも近いところを探していたところ、当社と出会いました。

新村私は新卒で入社しました。学生時代は東京の大学で音楽の勉強をしてきたので、音楽関係の仕事に就きたいという気持ちがあったのと同時に、地元の浜松に戻りたいとも考えていて、就職活動の際には「音楽 浜松 求人」と検索して企業を探していました。そのなかで一番自分に合っているなと思ったのが当社です。見学に行ったときも社内の雰囲気が気に入り、入社を決めました。

Q.

小沢精密工業の魅力とは?

年齢や部署の壁がない
アットホームな職場です。

増田育児休暇が取れる会社なので、結婚して子どもができてから積極的にそういった制度を利用できるのはすごくいいなと思います。

八田確かに有休はすごく取りやすい会社ですよね。社員はほぼ100%取れているんじゃないかな。ホワイト事業所として認定もされている会社なので、福利厚生はしっかりしていると思います。

山本僕も前職に比べるとかなり働きやすくなりました。

大隅それに、未経験からのスタートでも、長く続けていけば任される仕事が増えてくるので、責任感ややりがいも養えると思います。

新村あとは、社内のイベントが多いので、仕事中にはなかなか話せない人とも交流できます。いろんな人と喋れる機会があるのは嬉しいですよね。

大隅そうですね。部門に関係なく、いろんな人と気軽にコミュニケーションが取れるというのは、他の企業にはあまりない特徴ですね。

増田僕も入社してすぐに打ち解けることができました。

山本そのほかの魅力といえば、社長を含めて社員みんなの仲が良いことかな。社長とも気軽に話せるし、自分たちの意見をしっかり聞いてもらえる環境なので、居心地がいいです。

八田会社のブログもこまめに更新しているので、他社の方にも会社の雰囲気をしっかり伝えることができていると思います。他にも新しいことにどんどんチャレンジしている会社なので、そういう面にやりがいを感じることもあります。

Q.

ご自身の研修時代の
思い出はありますか?

未経験でも、自分のペースで着実にスキルアップできました。

八田私は営業技術部・営業技術部門で見積もりの作成を行っています。研修時には新人のレベルに合わせて少しずつ指導してもらえるので、仕事にはすぐに慣れました。先輩方がいつも「大丈夫だよ」と言ってくれる優しい会社なので、ついつい甘えてしまうけれど、研修期間は主体的に学ぶことが大事。私は早くいろんな仕事を任されるようになりたかったので、積極的に動くようにしていました。先輩方はコミュニケーションを大切にしてくれる方たちなので、仕事以外の話もいろいろしてくれて、すぐに距離を縮められたと思います。

新村私はこの会社に入って初めて機械の加工などの業務に触れました。今は主に生産管理を担当していて、日報の作成や在庫の管理を行っています。もともと大学時代には音楽を学んでいて理系とは全く縁がなかったので、図面の読み方や数値の扱い方など、慣れない作業ばかりでしたが、先輩にフォローしてもらいながらちょっとずつ覚えていくことができました。未経験という人は他にもたくさんいるので、不安に思う必要は全くありません。

大隅僕は管楽器の部品の製造を行う部署に所属しています。最初は何もかもが初めてでわからないことだらけでしたが、そのとき指導してくださった先輩がとても丁寧に教えてくれたので、安心しました。いつも気さくに接してくれたので質問もしやすく、疑問に感じたことはその場ですぐに解決できたのもありがたかったです。

山本僕の部署では、主に医療品関係の部品の製造を行っていますが、研修生時代は常に自分の実力よりも少し難易度の高い課題を設定しながら指導してくれたので、スピーディに成長することができたと思います。

増田僕が現在担当している仕事は管楽器のバフ研磨ですが、前の会社で少し経験があったので入社当時から特に不安はありませんでした。全く経験がなかったとしても、教えてもらったことをその通りにやっていけば確実にできるようになってくると思います。

Q.

教わる立場から教える立場になってみて、
何か気をつけていることは?

研修生の気持ちがわかるからこそ、寄り添いたい

増田バフ研磨ではよくとばしてしまうことがあるのですが、一度とばしてしまうと不良製品になってしまうことから精神的にショックを受けやすい作業なので、研修生に対しては、まずそうしたミスをなるべく起こさないための持ち方などを教えてから、一人でその製品を扱えるようになるまで指導していきます。後輩には常にラフに接していると、相手もわからないことを気軽に相談してくれるようになるので、関係が築きやすいですね。教える立場は今年で3人目になりますが、そのなかで相手に納得してもらえるような伝え方をすることの大切さを学びました。

大隅僕は去年から新卒者8人前後、中途採用者10人前後の研修を担当してきました。僕が新人だった頃、先輩からわからないことがわかるようになるまで徹底的に教えてもらった経験があるので「僕も教える立場になったらそれは絶対にやろう」と決めていました。一回の説明で理解できなかった部分は、納得してもらえるまでつきっきりで教えたり、悩んでいたら一緒に考えて解決したり、研修生の気持ちになって寄り添うことを心がけています。僕の扱う機械の種類が多いので、新人たちも僕についているうちに自然と機械に慣れていけるようで、その点はよかったなと思います。それと、先輩・後輩の壁をなるべく作りたくないと思っているので「敬語じゃなくて友だちと話す感覚でいいよ」と、最初に伝えておきました。

山本僕もこれまでたくさんの研修生と関わらせていただきました。教えるときは最初に危険な行為について説明してから機械操作の指導をするようにしています。機械のことはいきなり1から10まで教えられても頭に入らないものなので、まずは機械の原理原則や基本的な仕組みといった簡単なことから説明して、納得してもらえたら実際に加工の説明に入っていきます。一番危険なのは「角引き」といって材料を直角にする作業です。約100πのフライスを2000回転くらい回して引くのですが、フライスの締めが甘かったり、覗き込んだりしていると、銑屑などが飛んでくることがあります。あとは、やすりのかけ方など、怪我や事故につながる行為については最初に注意深く教えます。
それから、加工の段階に入ると、いろんな種類の刃物を扱うので、その特徴や性質などを一つ一つ説明していくのですが、覚えなければならないことが多いため「メモをとって一度に覚えようとせず、わからなくなったらいつでも聞きにきていいよ」と常に伝えています。メモに書いて覚えようとすると、わからないことがある度にメモを開いて確認しなければならないので、それよりも直接見たり聞いたりすることで覚えていってほしいなと思っています。

Q.

今の研修生はご自身の研修生時代と
比べてどうですか?

スピードも品質も申し分ナシ!
でも、ちょっと繊細…?

増田自分よりしっかりしているなと感じることはよくありますね(笑)。わからないことがあるとすぐに聞いてくれる人が多いのですが、そのほうがこちらも何がわからないかを把握してちゃんと成長につなげてあげることができるので、僕も助かっています。あとは仕事の容量やスピードを気にしてくれる人が多いので、「しっかりしているなぁ」と思います。僕が新人だった頃はそこまで気にしていなかったので(笑)。

大隅僕が新人の頃は、スピードはかなり遅い方で、どちらかといえば品質重視でやっていました。今の研修生を見ていると、品質ももちろんちゃんとしているし、スピードも思っていた以上に早くて、すごいと思いますね。まだ教えていないキズや直しについて研修生本人が気づいて質問してくれたことが何度かあって、そのときは「よく見ているなぁ」という印象を受けました。

山本自分で考えて動く子が多いですよね。こちらから指示を出さなくても「〇〇してきました」と報告しにきてくれることがあるので感心します。ただ、精神的に繊細な子が多いのが気になるな(笑)。ミスをすると責任を感じて引きずっちゃうことがあるので、そこが直ればベストですね。僕自身はあんまり落ち込まないタイプなので(笑)。